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早朝4:00に飯豊山・切合小屋を出て大日杉に下山したのが7:55、汗まみれの体を谷川の冷水で清めて、蔵王温泉まで車を走らせて来た。
取り敢えず腹ごしらえを、ということで蕎麦屋に飛び込み、名物の"板そば"をチョイス。スタミナ源としては足しになるかどうかは
別にして、実に旨かった。
満腹になったところで、蔵王山麓駅から蔵王ラインを2.5kmほど南下し、規制しているようでしていない林道に分け入り、樹氷高原駅
の方向を目指す。実際にはこの林道では樹氷高原駅には行けず、ロープウェー直下を1.5kmほど過ぎたところに大きな駐車場があり、
ここに車を止めた。樹氷高原駅より標高で40〜50mは低いようだ。
かなり気温は上がっていることや、現在の空模様では雨の心配はない、など諸条件を考慮して、ザックの中身は最小限にとどめ軽量化
し、12:28出発。
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ゲレンデを樹氷高原方向に100mほど進むと、左画像の登山口に行き当たる。これを登ればワサ小屋跡に行けるようだが、今日の
ところはイロハ沼経由で登るつもりなので、そのままゲレンデを進む。暫く進むと、頭上はるかなロープウェー山頂線の下を抜ける。
更に進むと、降下してくるゲレンデと交差するところに標柱があり、ざっと見ると左手に進めと読める。ところが歩けど歩けど地形
図に示された方向に転向する道には行き当たらない。後になって観光協会の案内図と突き合わせてみると、ユートピアゲレンデに
足を踏み入れていた。
進路に自信を失いかけた頃、ゲレンデを下ってくる登山者グループに出会った。道を尋ねるともう少し進んだところに右に折れる
分岐があるという。礼を言ってそこまで行って見ると、どうやら先ほどの登山口から登って来たコースのようだ。
ゲレンデから本来の登山路らしい山道に入り、取り敢えず信じられるコースに乗ったことに安堵する。コースは青森トドマツの森
を縫って進む。30分ほど進むとイロハ沼方面に向かうコースとの分岐に差し掛かる。本来ならこちらのコースを経由して登って
来るはずだったのだが...
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分岐を過ぎて暫く進むと、次第に青森トドマツの森は密度が薄れ、右手の視界が開けるようになる。ここまで来て、やっと熊野岳の
山容が見て取れるようになる。何だかよく分からないが、登山コースに沿って、ポールのようなものが立ち連なっているのが見える。
何だろう、あれは...
地蔵山を巻くように登るコースは、よく整備されていて歩き易い。先の分岐からワサ小屋跡までの前半は結構きつい坂が続く。
適当に立ち休みを織り込みながら30分ほど進むと、次第にコースの斜度は緩やかになり、やがてワサ小屋跡に着く。
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ワサ小屋跡では10分ほどの小休止の後、熊野岳山頂を目指す。
コースに平行して、先ほど下から見えていたポールが立ち並んでいる。高さは3〜4m、10〜20m間隔で熊野岳方向にも、地蔵山方向
にも続いている。暫くこれを眺めながら歩いたが、やがて整備されたコースから外れて、山頂に向けゴロ石の積み重なった急斜面に
取り付く。
大石の間を縫い、小石の頭を渡り歩いて進むことおよそ30分、この間かなりの立ち休みを織り交ぜながら、やっと山頂に到着。
しばし休憩の後、自身や周囲の景色を何枚か撮影したが、今思えばサブとして持参したコンデジ(注:コンパクト・デジカメ)を手
にしたのはこの時が最後だった。どうやらここに置き忘れたか、この後の歩行中に落としてしまったようだ。数十枚の画像を失った
のは痛手だった。因みに左の画像はメインの一眼レフでたまたま写していたものである。
熊野岳山頂到達で目的の大半は達成したようなものだが、ここまで来てお釜を見ずに帰るというのは、蔵王の山々に対して義理を
欠くような気がして、足を伸ばすことにする。
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距離にして400mほどを早足で下り、10分ほどで馬の背分岐に到着。ここから先も、馬の背に沿って苅田岳方向までポールは立ち
並んでいる。ナゼ〜〜。 それはそれとして、太陽が雲から顔を出すのを待って、そそくさと撮影を済ませ、帰途に着く。
帰路は少しルートを変え、避難小屋を経由することにした。昨日から歩き詰めの足腰には、避難小屋までの50mほどの登り返しは
かなり応えたが、どうにかクリアして熊野十字路へ。後は一方的に下るだけで、スタミナは必要としない。意味不明のポールが立ち
並ぶ、石畳の遊歩道を駆けるように(ウソつけ!)下り、ワサ小屋跡へ。更に休憩は省略して麓を目指す。
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ワサ小屋跡からは登って来たコースを逆に辿るわけで、これと言ったエピソードもなく高度を消化した。
登りの際、コースを失いかけたユートピアゲレンデから下は、ゲレンデを辿るコースはやめにして、温泉街に向かう山道を歩くこと
にした。この部分は通行者が少ないのか、踏み荒らされた形跡はない。足元の草むらには、ショウジョウバカマやアズマイチゲ
の花が今を盛りと咲いている。
何箇所か、ゴロ石を積み重ねたような難所がある点を除けば、適度に歩き易いお勧めのコースである。次にこの山にトライする機会
があれば、迷わずこのコースを通ることにしようと思う。
最後の最後に、登山口の標柱(一番上の画像)のところまで戻ったところで、カメラがないことに気付き、しばし立ちすくんでしま
った。
・・・・いと悔し・・・・
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