槍ヶ岳
(+ 南岳・中岳・大喰岳)
3,180m (2008/10/17)
コースタイム:
帰路:
槍沢ロッジ(6:40) ─→ (7:20)ババ平(7:27) ─→ (9:00)天狗原分岐(9:05) ─→ (9:46)天狗池(9:58) →
─→ (12:20)南岳(12:29) ─→ (13:37)中岳(13:44) ─→ (14:22)大喰岳(14:38) →
─→ (14:47)飛騨乗越 ─→ (15:11)槍ヶ岳山荘(15:34) ─→ (15:50)槍ヶ岳山頂(15:58) →
─→ (16:22)槍ヶ岳山荘(泊)
槍ヶ岳山荘(6:50) ─→ (7:15)千丈乗越 ─→ (9:02)槍平小屋(9:10) ─→ (9:40)滝谷避難小屋(9:45) →
─→ (10:45)白出分岐 ─→ (11:21)穂高平小屋 ─→ (11:53)新穂高登山指導センター
※各ポイントの左時刻は到着時刻、右時刻は出発時刻を表す
同行者:
なし(単独行)
ゆっくり朝食を済ませ、身なりを整えて6:30ごろ山荘を出る。水量豊富な水場(無料)で保冷マグカップに 飲料水を補給し、ティーバッグを入れておく。これで1-2時間後には冷たい茶が飲める。
山荘前の広場には、槍の穂先に向けて望遠鏡が据え付けられている。試しに覗いてみると、何ともう槍の山頂には2人の登山者 が登っていて、頂上を歩き回っていた。
早くからマメな人もいるもんだ、などと感心しながら、6:40 槍沢ロッジを出発。
≪補足≫
槍沢ロッジには風呂もあり、男女でタイムシェアリングながら入浴もできる。但し、石鹸や洗剤は使用禁止なので要注意。
↑ ロッジの庭先から槍の穂先が見える。
広場の一角に望遠鏡が据え付けられていて、これで穂先を覗くと、
既に2人の登山者が山頂を歩き回っていた。
↑ ババ平のテント場。元々はここに槍沢ロッジがあったそうな。
水量は豊富でキャンプ場としては絶品である。ここに来るまでに、
あっち
、
こっち
に槍のソックリさんが聳えて、雰囲気を盛り上げる。
↑ ババ平と大曲の中間点付近、登山道対岸の紅葉
↑ 天狗原方面への分岐点。ここから天狗原経由、南岳を目指す。
分岐点を過ぎると、カール地形の斜面を巻き気味に横切って、高度を上げて行く。40分ほど歩くと、巨石がゴロゴロ 転がる平坦地に出る。その一角にバレーボールのコートほどの広さの小さな池がある。天狗池である。この池に映る逆さ槍は 「一見の価値あり」という評判がある。上空には少し薄雲がかかっているが、風はほとんどない。水面に映る風景を見るには いい条件である。
土手に沿って奥(南東)に回り込む。静かな水面は、槍ヶ岳をきれいに映し出している。絶景である。
← Clickで拡大
天狗池を過ぎても、巨石ゴロゴロのカール地形は続く。勾配はさほどきつくはないが、歩き難いこと甚だしい。
標高2700m付近で、横尾尾根につながる尾根に出るが、ここからはクサリとハシゴが点在する急登になり、しんどさは更に増す。
悪戦苦闘の末、稜線上の縦走路に出てしまいさえすれば、その後の歩行は格段に楽になる。
↑ 大小の岩石が散乱して、荒涼とした風景が広がる天狗原。
後方の尾根は東鎌尾根。 (Clickで拡大)
↑ 12:20 南岳(3033m)山頂。
記念撮影
を済ませて、そそくさと次の 中岳を目指して出発。
↑ 板のように薄く割れた岩石群。中岳直下の尾根にて。
左後方が中岳、中央後方は大喰岳。
↑ 13:37 中岳(3084m)山頂。次第に槍が大きく見えて来た。
ここでも
記念写真
を撮っただけで次へ。
↑ 中岳から大喰岳に向かって下る斜面の小さなハシゴ場
↑ 14:22 大喰岳(3101m)山頂。ここまで来ると槍の頂上の登山者
が肉眼でも捉えられる。ここでも一応
記念
の写真をパチリ。
大喰岳のピークから槍までは、直線距離で700mほど。穂先に立つ登山者が、肉眼で捉えられる距離まで近付いて来た。 100mほど斜面を下り、同じくらい登り返して山荘に向かう。
15:11 槍ヶ岳山荘着
脚も腰もかなりくたびれている。
宿泊の手続きを済ませて、長めの休憩に入る。夕食は5時からなので、ゆっくり休憩しても定刻までには山頂まで往復できるはずだ。
15:34 重い腰を上げて槍の穂先を目指して出発。荷物はサブバッグにカメラだけの超軽装である。
↑ 槍ヶ岳山荘から仰ぎ見る槍ヶ岳。点線に沿って這い上がる。
現在15:30。 夕食の時間(17:00)までに行って来るべえ。
↑ 山頂への最後の2連のハシゴ。合わせて15mぐらい。
左が登り専用、右が下り専用。
クサリ攻め、ハシゴ攻めの険しいルート構成だが、想像していたほどの緊張感はなく、15分ほどですんなりクリア。
15:50 槍ヶ岳山頂に到着
時間が遅いこともあって、この時点で頂上には誰もいない。少し遅れて2人の登山者が登って来ているが、ここまではもうしばらく時間 がかかりそうである。しばらくは貸切り状態である。
山頂は、ところどころコンクリートで固めて、凹凸を均している。下から見ていて、やたら早足で動き回る登山者がいたのは、 この効果だったようだ。一角にまつられた祠の脇で、セルフタイマーで
記念撮影
を済ませる(カメラは岩石に直置きです^^;)。
寒いし、これと言ってすることもないので、何枚か写真を撮っただけで10分足らずで山頂を後にする。
最上部のハシゴを降りたところで、後続の登山者が登って来た。少しだけ雑談を交わし、了解を得てハシゴ登りの後姿を撮影させて 貰ったのが下の2枚。
↑ 10分ほど遅れて登って来た登山者。
この人とは山荘で相部屋になった。
↑ 最後のハシゴを登って山頂へ。
お尻が山頂に消えるのを見送って下山にかかる。
14:22 山荘着。
夕食時、人数を数えてみると日本人が老若取り混ぜて12名と、少し時間を遅らせて来たデンマーク人のパーティ12名が、この日の 全宿泊者だった。
この後、このメンバーの大半が、玄関脇のストーブの周りに場所を変えて、英語、ドイツ語、関西弁、標準語、その他の訛りが ゴチャ混ぜの、訳が分かるようで分からない、楽しい大宴会が2時間に渡って繰り広げられた。
何はともあれ、今日の槍ヶ岳で日本百名山は完食したことになる。
いや〜、 ゴッツァンでした。
4日目 下山
昨夜の宿泊者が殆ど出発して静けさが戻った頃、身支度を整えて外に出た。デンマーク人パーティーのうち4人が 出発しようとしているところだったが、全員がまとまっている様子はない。小グループ単位で割合自由に行動しているようだ。
彼らを見送った後、自分も西鎌尾根に向けて出発。6:50だった。
小槍(左)に見送られながら、急なガレ場の斜面をジグザグに進路を曲げながら、高度を下げて行く。前方には西鎌尾根が 波打つように伸び、その向こうには飛騨から黒部の山並が広がっている。
この辺で問題が発覚。わずかな上り返しも、脚の運びが異様に重く感じられるようになって来た。3日間歩き続けて、脚の筋肉は かなりガタがきているようだ。昨晩の時点では、双六小屋まで行く気満々だったが、どうもそこまで行く体力は残っていそうにない。
ということで、双六岳や鏡平は来年以降に先送りにして、千丈乗越で途中下車して飛騨側に下ることにした。
↑ 西鎌尾根と黒部の山並み (Clickで拡大)
↑ 千丈乗越付近で出会ったライチョウ親子(画面の外にもう1羽)。
既に腹部は冬毛への衣替えが始まっている。
↑ 9:02 槍平小屋。完全に閉鎖して看板も外している。
↑ 滝谷を挟んで避難小屋の向い、藤木レリーフのすぐ横の湧水。
岩石の隙間から、冷たい清水が勢いよく湧き出している。
↑ 9:40 滝谷避難小屋
↑ 10:45 白出コース分岐点
↑ 抜戸岳(2813m)。 ここはまだ登っていない。
わずか500mの尾根を通ったのに、スルーしてしまった。いと悔し。
↑ 笠ヶ岳(2897m:日本百名山)。 2007年9月に登頂済み。
11:21
穂高平小屋
通過。
小屋の裏山の、なだらかな斜面は草地になっていて、牛が放牧されている。ということは、ここから下の湧き水は要注意ってことだな。
11:53 新穂高登山指導センター着。
いつ立ち寄っても無人の指導センターで、指示通り『下山届け』を記入・投函して、書類上の4日間の穂高登山ツアーを締めくくる。
これで日本百名山を全て廻ったことになる。40年近く前の乗鞍岳を含んではいるが、実質6年で歩き切った。
さて、次は何を目標にしようか
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