両神山 (2回目)
1,723m   (2008/05/21)
コースタイム:
日向大谷登山口(6:30) ─→ (7:00)七滝沢 ─→ (8:51)清滝小屋(9:02) ─→ (9:27)七滝沢分岐 →
  ─→ (10:14)神社(10:18) ─→ (10:50)山頂(11:10) ─→ (11:27)神社 ─→ (10:14)神社(10:18) →
  ─→ (12:10)清滝小屋 ─→ (13:25)七滝沢(13:30) ─→ (13:59)日向大谷登山口
 ※各ポイントの左時刻は到着時刻、右時刻は出発時刻を表す
同行者:なし(単独行)
登山口にはごく簡素な入山届受付ポストが設置されている。A5サイズの用紙に住所(要求は県名のみ)、氏名(同じく性のみ)と 入下山コース、予定時間などを記入して投函し、6:30歩行を開始。
七滝沢出合までの約1Kmは山腹を巻くように、多少のアップダウンをこなしながら、なだらかなコースが続く。フジやツツジが 咲いているがほぼ終盤で、散った花がコースの所々を紫やオレンジ色に染めている。30分かかって七滝沢に到着。稼いだ高度は 100mにも満たない。
七滝沢を過ぎると勾配は急に厳しいものになる。夜通し車を走らせて来て、3時間足らずしか寝ていない身にはちょっときついが、 何とか騙し騙し歩行を続ける。途中4回沢を渡るが、水量は少なく飛び石を伝って靴を濡らすこともなく通過できた。増水した時は 苦労しそうなコースではある。


  参考地形図
4回目の沢渡りをこなして暫く登ったところに”弘法の井戸”があり、冷たい清水が湧き出している。この時期、「歯にしみるような冷たさ」という訳にはいかないが、 急勾配を大汗をかいて登って来た身にはご馳走である。喉を潤して若干の休憩の後、歩行を再開。前回来た時(因みに同じ5/21)には、 この辺りからニリンソウが咲いていたように記憶しているが、今回はほとんど姿がない。
更に登って標高1200m付近、間もなく清滝小屋..という地点まで来ると、ニリンソウの姿が見られるようになったが、時期を過ぎていて 前回のような大群落はない。時期の選択を誤ったようだ。状況によっては山頂到達には拘らず、ニリンソウの変異種・緑花の大捜索を するつもりでやって来たが、この状況では放棄せざるを得ない。
桜前線が足早に通り過ぎたことを考慮すれば、もっと早く動くべきだった・・・などと後悔しながら歩を進め、清滝小屋に到着。
清滝小屋を過ぎた辺りから、ニリンソウの姿は少し増えてきた。目を皿のようにして探しながら歩き、やっと見つけたのがこの花。 全体が”完全な緑”という訳には行かず、花びら(注:正確には萼弁)の先端に白の縁取りが入っている。開花して幾分日数が 経っていて、所々黄変し始めていることや、昨日台風4号がらみで降った大雨か何かで跳ね上げられたであろう泥が付着して、やや 汚れた風情だが贅沢は言えない。
往路・復路ともに、コースの両脇はもちろん、時にコース外まで足を踏み入れて捜し、都合4、5千本の花を”面通し”したと思うが、 結局会えたのはこの1株だけだった。遠路はるばるここまで来て、空振りに終わらなかっただけ”ラッキー”だったと考えるべきか。


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清滝小屋を過ぎると、コースは更に勾配を強め難度を増す。何箇所か左のような”プチ”鎖場もあり、腕力任せによじ登る場面も 増えてくる。
ニリンソウ捜索に時間を割いたこともあり、コースタイムをかなりオーバーして、神社に到着。ここまで来れば、難コースは殆どこなし終えたことになる。頂上まではもう少しだ。
神社から先は、暫くなだらかな尾根を進む。並足で歩きながらでも、周辺の草花に目をやる余裕が出て来る。
ここまで登って来るとニリンソウの姿は全く見られない。注意して歩くとフデリンドウ(左)やエイザンスミレを見ることができる。これらの他に、花の時期はずっと先(7〜8月) になるが、レンゲショウマの株の群落も目に付く。その時期になれば、見ごたえのある花畑になりそうだが、おいそれとは来られそうに ないのが残念だ。
なだらかな尾根歩きも終わり、最後の急登に差し掛かる。この岩場を越せば、もう山頂は手が届く位置である。
10:50 山頂に到着。
広くもない山頂の岩場に、先着の5人が休憩している。うち熟年夫婦2人が、入れ替わるように下山していった。残った人のうちの1人 にシャッターをお願いして、登頂証明をゲット。 ピークの岩場から1mほど下がったところに、二等三角点の標柱が立てられている。さらに50cmほど下がったところに山頂を示す標柱 が立つ。この位置で撮影して貰ったのだが、無意識に置いた右手の下は首のないお地蔵さんか何かだった。バチ当たりな体制だった (南無 ・・・)。
天気は快晴、絶好の登山日和だが、少し霞がかかった状態で、遠くの山々は霞んでいる。ほぼ真南に、真っ白に雪を纏った 富士山がぼんやり霞んでいる。
昼食にはまだ少し早い。20分ほど山頂で過ごして、下山に取りかかる。登りと同じコースを逆に辿って下山する。
清滝小屋の前後では、ニリンソウ探しを再開する。これまで各地で見てきたニリンソウは、ツボミの時期はほんのりピンクを帯びて いるものが圧倒的に多かったが、この山のものは緑色を帯びているものが多数存在する。緑色のニリンソウがよく見られることと 関係があるかも知れない。
”弘法の井戸”の辺りまで下ったところで、ヒザが笑い出した。それを我慢してヒザを庇いながら歩き続けて無理な体勢を続けた せいか、今度は太腿の裏辺りがピクピクして来た。これはヤバイかも・・・と不安がよぎったが、幸い大事には至らず、13:59 無事登山口 に到着した。メデタシ ・・・!
結局、昼飯は抜いたままだった。このあと旧・両神村の中心部まで戻って、『薬師の湯』で汗を流して帰途に着いた。
時期を外して、主目的のニリンソウ探しは、不調に終わったが、多分今回が本当の意味での足慣らしになったと思う。さーて、次は どこに登ろうか...