↑ 東海パルプ100周年記念館 |
↑ 椹島ロッジを後に、いざ出陣! |
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↑ 山道に入って間もなく、奥西河内沢に架かる吊橋
昨晩相部屋になった名古屋・成瀬さんと行動を共にする |
↑ のっけから急勾配、実にしんどい |
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急勾配の登山路は30分ほどで通過し、僅かばかり岩場を通過した後は緩やかなコースが延々と続く。
周囲は主にシラビソなどの針葉樹で、密度の高い森の底のコースからは、時折木々の隙間から遠くを覗き見る以外は、風景を
見ることはは殆ど期待できない。代わりに足元に目を落とすと積み重なった落ち葉の上は、正体不明のキノコ天国の様相を呈する。
椹島を出発して1時間ほどのところに”清水平”の湧水地があり、大汗をかいた登山者を癒してくれる。冷たくて旨い水である。
最近、携帯用保冷マグカップを持ち歩いているので、この冷たさを2時間は連れて歩ける。便利な時代である。
この後、蕨段、駒鳥池などを経由して、次第に高度は高まる。
樹間から覗き見る悪沢岳
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↑ タマシロオニタケ(有毒) |
↑ ベニテングタケ(有毒) |
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山道に入ってからは、ほぼ真北に向かうように進んできたコースが、西向きに大きく90度方向を変える。
沢を巻くように緩やかなコースを登って行くと、やがて前方に山小屋が見え始める。千枚小屋である。外観で見る限り、真新しくて
きれいな小屋である。
ここの標高は2611m、椹島から1500mを登って来たことになる。
現在の時間は12:40、このまま小屋に落ち着くには、時間が少し早過ぎる。ということで、ここまで行動を共にして来た成瀬さんとは
分かれて、千枚岳、悪沢岳を目指すことにする。30分余りの大休止の間に、昼食に小屋のラーメンで腹を満たして出発。
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ややお疲れモードに加えて、少しきつくなった勾配を、我慢して歩き詰めて45分、千枚岳山頂に到着。
前方(西方向)には悪沢岳が見えるはずだが、この時点でガスに巻かれていて、姿を確認することはできない。5分余りの小休止の後、
本日のメインターゲットである悪沢岳を目指して出発。
一旦50mほど下って、再び登る。ここで雷鳥の親子に遭遇。雛は2羽いたが、1羽はハイマツの茂みに潜ったまま、姿を見せることは
なかった。ここの雷鳥は北アルプスのものと比べると用心深く、人を近付けさせない傾向があった。5mほどの距離を維持しながら、
視線は油断なくこちらとの間合いを測っている様子だった。この間も、茂みに隠れたヒナとは、鳴き声で交信を続けていた。
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↑ 山頂直下で出会った雷鳥親子 |
↑ 山頂付近の鮮やかなウラシマツツジの紅葉 (Clickで拡大) |
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更に山頂に近付くと、地面を赤く染める紅葉が目に付くようになった。草紅葉か?、と何枚かカメラに収めたが、
草ではなく背の低い潅木の様である。後で、小屋番さんに聞くと”ウラシマツツジ”だとか。
15:38、悪沢岳(別名:荒川東岳)山頂到着。ガスは幾分薄くなったが、周囲の山々を眺められる状態ではない。登頂の記録と
記念の画像をゲットして、10分余り
過ごしただけで、山頂を後にする。
悪沢岳山頂から中岳に向けては、一旦250mほど下って、再び200mほど登り返しになる。今日は下り用の筋肉は全く使っていないので、
鞍部までの険しいガレ場の下り坂も、特に苦にはならない。
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鞍部からの最後の登り返しは、流石に疲れきってしまい、少し歩いては休み、休んでは歩くという”寸取虫歩行”に
なってしまった。僅か200m足らずの高度差に40分もかかって、やっとのことで中岳避難小屋に到着した。あ〜、助かった。
今日はもう歩かなくていい、と思うと全身の力がスーと抜けてしまった。
この頃になってやっと悪沢岳方向のガスが晴れて、山塊の全体像が見渡せるようになった。ちょうど日没の時間と重なり、山塊は
赤く染まっている。西は?というと、夕焼けが雲を赤く染めて、静かで美しい日没の風景だった。これなら明日も好天か?などと
甘い予想をしていたが、とんでもない”どんでん返し”が待っていた。
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↑ 夕陽に染まる悪沢岳 (Clickで拡大) |
↑ この日の夕焼け (Clickで拡大) |
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この日、コース上で出会った草花
フジアザミは富士山周辺に分布する、わが国最大のアザミで、大きいものは直径10cmに達するとか。 |
↑ フジアザミ (Clickで拡大) |
↑ タカネナデシコ (Clickで拡大) |
↑ タカネマツムシソウ (Clickで拡大) |
↑ ウラシマツツジ (草ではなく、”樹木”です) |
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