唐松岳
2,696m (2008/08/01)
コースタイム:
天狗山荘(6:18) ─→ (6:37)天狗の頭 ─→ (8:03)不帰一峰の頭(8:11) ─→ (8:21)不帰ノ嶮 →
─→ (9:10)不帰二峰の北峰 ─→ (9:23)不帰二峰の南峰(9:42) ─→ (10:25)唐松岳山頂(10:55) →
─→ (11:09)唐松山荘 ─→ (13:45)五竜山荘(泊)
※各ポイントの左時刻は到着時刻、右時刻は出発時刻を表す
同行者:
なし(単独行)
今日歩く行程は8kmほどと短いし、高度差も2800m〜2300mを登ったり下ったりするだけなので、朝はのんびり スタートすることにした。
で、身なりを整えて
山荘
を出たのは6:18だった。
外はガスに包まれて、視界は50mぐらいしかない。案内表示の看板を頼りに、先の見えないガスに向かって進む。
緩やかな勾配の稜線を30分ほど登ると”天狗の頭”(2812m)に着く。
ここがこの日の最高標高点で、この後はアップダウンを繰り返しながら高度を下げて行くことになる。
この頃にはガスも薄くなって、西側には黒部の峡谷を挟んで剱岳や立山が見渡せるようになったが、東側・白馬村方面の状況に 変化はなく、何も見えない。
↑ 天狗の頭付近. 遠くに槍ヶ岳・穂高岳が
...
(Clickで拡大)
↑ 不帰一峰から”天狗の大下り”を振り返る (Clickで拡大)
不帰キレット(切戸)は、鹿島槍の近くの八峯キレットや穂高の南岳大キレットと並んで、三大キレットとされていて、 多くの登山者を引き付けるスリリングなポイントである。
”天狗の大下り”をやり過ごして不帰一峰を越えると、目の前に不帰ノ嶮の壁が見え始める。
一峰を下って鞍部に辿り着くと、壁は更に迫力を増して迎えてくれた。高さは200mほどだが、コースは途中(ピーク直下のえぐれた 部分)で背後に回って迂回し、この壁をやり過ごす。迂回した先もスリルに満ちていることに違いはない。
不帰ノ嶮に続いて不帰二峰北峰、続いて二峰南峰とスリリングな難所が、「これでもか!」と言わんばかりに続く。
二峰南峰をやり過ごしたところで、目の前に唐松岳が見え始める。
↑ 2つ目の壁:不帰二峰北峰
↑ 最後の壁:不帰二峰南峰
10:25 唐松岳山頂に到着。
人気の山だけに山頂の広場は大勢の登山客で賑わっている。標柱の前は、入れ替わり立ち代り記念写真を撮る人で、順番待ちが 出る有様である。ただ感心なのは、そうした事情に配慮してかどうか、標柱の周りに陣取って休憩する人は一人もいない。
この時点でも東斜面(白馬側)はガスに包まれて見通しが利かないことが多い。稜線の高度の低い
鞍部
にはガスが押し寄せて いるが、稜線上まで来たところで西側斜面からの気流に押し戻されるという、面白い現象が見られる。
明日アタックする予定の五龍岳が、ここに来てやっと大きく見え始めた。ガスは多目ながら、天候は少しずつ好ましい方向に 変化しているようだ。
少し早いが軽めに食事をとり、30分ほど過ごして山頂を後にした。
↑ 唐松岳から唐松山荘を望む
↑ 唐松山荘から唐松岳を振り返る
↑ カライトソウ (Clickで拡大)
↑ 本日最後の難所
唐松山荘から先(南)は、一旦300mほど下る。これを下り切った最低鞍部辺りは、西斜面から押し寄せてきたガスが 稜線を越えようとして、東斜面の気流に押し戻されている現場である。通過した時点にも、尾根を挟んで左(東)はガスの海、右(西) はカラッと晴れて、鮮やかに塗り分けられていた。
ここを通過すると今度は200m近くの登り返しが始まる。緩やかな登り勾配を辿って、白岳をかすめる様に巻いて進み、五竜山荘へ。
13:45 五竜山荘到着。
時間的にはかなり早いが、今日はこれで終業とする。夕方までに五龍岳まで往復する、十分な時間があるが、明日鹿島槍ヶ岳に向かう には再度五龍山頂を通る必要があり、無駄になる。
この日は明るいうちからビールを嗜みながら、リハビリがてら時間を潰した。