立山
3,015m   (2007/09/19)
コースタイム:
室堂平(8:40) ─→ (9:24)一の越山荘(9:30) ─→ (10:19)雄山山頂(10:49) ─→ (11:08)大汝山山頂(11:15) →
  ─→ (11:25)富士の折立 ─→ (11:55)真砂岳 ─→ (13:16)剱御前小舎(13:25) ─→ (14:13)剣山荘(泊)
 ※各ポイントの左時刻は到着時刻、右時刻は出発時刻を表す
同行者:なし(単独行)
美女平を始発のバスで出て室堂平までやって来たが、大丈夫か?という程の曇り空である。 上空50mほどまで雲が垂れ込めていて、山頂はかけらも見えない。
だからと言って中止する気はさらさらない。気を取り直して、8:40 歩き始める。一の越に向けては、広い石畳の遊歩道が整備されて いる。土のコースと比べると、滑ることはないのはいいが、足裏へのショックはかなり大きい。
高度が上がるにつれ、雲も後退しているようで、いつまで経っても雲の中に入ることはない。少しずつ天候は快方に向かっているの かも知れない。
高度差で300mほど登ったところに一の越山荘 があるが、ここまで来て初めて雲の中に顔を突っ込むことになった。
9:24 一の越山荘に到着。所用時間45分弱は少し早目のペースか。ここで6分休憩。
数ある山岳信仰の聖地の一つである立山は、熱心な信者の方々の参詣登山も多い。一の越山荘を過ぎたところで、こうした参詣登山 と思われる一団と出会った。その内の一人、長野弁を話すこのジサマは何と長靴で歩いている。私なぞ、この火山礫のコースに長靴 では、5分で泣きが入ってしまいそうである。遅れて歩く同行の4、5人の猛抗議で、このジサマは歩みを止め、そのまま宴会モードに 突入したため、それっきりになったが、何とも楽しそうな登山風景であった。

この後も急なガレ場が続く。適当に休みながら歩いていると、イワヒバリの一家(?)が岩場でチョコマカ歩き回っているところに遭遇した。2mほどまで接近 して来たが、静かに佇んで見守る私を、半円形を描くように避けて通り過ぎた・・・チッ(失礼!)。もう少し近付けたらクリアな 画像が得られたのだが...
10:19 雄山山頂に到着。
雄山神社の立つこの地点は実際は山頂ではなく、画像右奥に10mほどの岩場があって、そこが真の 雄山山頂である。但し、そこに足を踏み入れるには500円の入山料 (神社は祈祷料と呼んでいる)を支払わなくてはならない。ここまで来た以上、ピークを踏まずに帰る手はない、ということで 不本意ながら支払うことに・・・・。

雄山山上で異例の長居となる30分を過ごして、主峰・大汝山を目指して出発。この頃になると、上空の雲はきれいに晴れて、青空が 広がって来たものの、遠方の峰々は雲に巻かれたままで、剱岳も見えない。
ガレた岩場を辿って20分ほどで大汝山に到着。
あっけないほど何もない。僅かに、高さ2mほどの岩石の割れ目に角柱が突き立てられているが、書かれた文字は殆ど消えていて判読 できない。これに、恐らく登山者の手作りだろと思われる、大汝山を示す板切れの看板が吊るされているだけである。何とも侘しい日本百名山である。

こちらは短めに7分で切り上げ、次の富士ノ折立を目指す。
立山の峰々を巡っていると、眼下には一定の距離で室堂平が広がり、その中心でミクリガ池が青々と水を湛えている。登山者はまるで ここから伸びた糸の先に繋がれた凧のように、室堂の主(?)の手の中で踊らされているように思えなくもない。

それはそれとして、今日はやたらヘリの飛来が多いと思っていたら、どうやら各所の山小屋に荷物を運ぶ、 輸送ヘリのようだ。先ほど通ってきた雄山神社にも飛来して ホバーリングしているのが見える。そういえばバスで登ってきた時、弥陀ヶ原の一角に何かの物資がうず高く積み上げられていたのを 思い出した。
因みにこの日だけでなく、翌日もヘリは頭上を飛び交った。


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富士ノ折立によじ登るころには、剱岳方面の雲もきれいに取れて、別山の向こうに剱岳の巨大な岩峰が望めるようになってきた。 今日はその岩峰の直前の山小屋まで歩くつもりだが、まだかなりの距離が残っている。
真砂岳、別山には、「ここまでおいで」と言わんばかりに、クッキリ浮き上がるように登山コースが見えている。



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そのコースを丁寧に辿って、別山乗越(のっこし)の剱御前小舎に着いたのは13:16。
剱岳とその手前に広がるカール地形の剱沢がセットで見渡せる。天気は更に良くなって、遠く後立山の峰々まで見通せるように なった。これなら明日の剱岳アタックは、絶好のコンディションで実行できそうだ。
広場に設置された案内図によれば、今夜 泊まる予定(注:希望)の剣山荘までは2km弱あるようだが、下り坂だけなら4kだろうが5kだろうが、かかって来なさい!である。
10分ほど休憩の後出発。



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別山乗越から剣山荘までは、300m弱の下りコースが続く。ガレ場あり、ゴロタ石の沢ありの、それなりにハードなコースではある。 万一、剣山荘が満員だったら、ここを逆に辿って剱御前小舎まで戻らなくてはならない訳で、それを思うと気が滅入らないでもない。
1時を過ぎると、剱に登り終えた単独やグループの登山者が、晴れ晴れとした表情で戻って来るのとすれ違うようになる。皆、それなり に満足の行く山行になった様子である。

凡そ50分で剣山荘に到着。恐る恐る空きを訊ねると、軽い調子でOKが帰って来た。
『ヨッシャー!』と内心ガッツポーズが出る。

この時点で14:15、行動を終了するには勿体無いほど早い時間だ。が、今回は明日に備えてスタミナの温存、ということにしておこう。


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